ナブテスコ オートモーティブ株式会社 採用情報

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NAM’s People

未来をうごかすNAMの人

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正解は自分自身で決める。
責任とやりがいの大きな仕事。

S.M
2018年入社。高専機械工学科卒。生産技術職として山形工場で活躍中。海外とのやり取りも発生するため、英語力の重要性を感じており、工場内で行われる英会話教室にも積極的に参加している。現在は社員寮に住んでいるが、家賃と食費で月額2万円と格安。おかげで趣味に予算をつぎ込むことができると喜んでいる。
山形工場 生産技術

入社動機

トータルな視点から
技術にかかわれるのが魅力

子どもの頃からトラックやトレーラーなどの商用車が好きだったことから、山形県の高専に進学した後は機械工学について学んでいました。就職活動を始めてからも自動車業界を志望。特に地元である山形での就職にはこだわってはいなかったのですが、合同企業説明会で初めて存在を知ったNAMが山形に工場を構えていることを知り、興味を持って選考に進んでみました。
話を聞いてみると、コンパクトな会社だからこそ、生産設備に関して1から10まで携わっていけると聞き、大きく心魅かれるものがありました。工場見学をしたときも人の雰囲気の良さが伝わってきて、働きやすそうな雰囲気が漂っていることにもいい印象を持ちました。

現在の仕事内容

自由に選択できるからこそ自分に自信を持つ必要がある。

山形工場内の普通車のクラッチマスターシリンダーをメインとする製造設備や検査設備に関して、その設計や製作に携わっています。1から10まで手掛ける当社の生産設備担当者は、専門だった機械だけを見ていればいいわけではなく、電気配線図や空気回路図なども作成しますし、制御のためのプログラミングも行うなど、仕事の領域はかなり広範囲です。
1年目の頃は小規模な改善から担当。当社の場合、技術者の意志によってどんな手段を使っても“自由”。だからこそ正解が一つだけではなく、それゆえ経験のない新人にとってはどんな選択をすればいいのかわからない場面に多々遭遇しました。周囲の先輩の力を借りながら少しずつ視野を広げ、自信を持って自分ならではの選択ができるように基礎を身に付ける日々でした。

印象に残っている案件

機械のみならず、電気やソフトも一人で形にしていく。

2020年秋に完成した自動組み立て設備の一つ「カシメ機」に関して、私が一人で図面から起こして完成までに導いていきました。従来、人力で組付けていた部品があるのですが、作業者が大きな力を使わなければならない工程があるため、かなりの負担になっていたのがわかっていました。それを自動化して、より効率的な製造工程を作ろうというわけです。構造としてはそれほど複雑ではなかったとはいえ、機械系の部品はもちろん、電気配線なども自分が作らなければならず、新たに勉強をしながら手探り進めていきました。
最近はこうした自動化案件が増えており、直近ではカメラで判定しながらロボットでエアドライヤーを組み上げる装置に関して、画像処理システムの構築を任されています。機械系出身の私にとって、ソフトウェアや電気は苦手な分野。それでも、こうした実践の場を通してなんとか形にしていくことで、だんだんと自信が持てるようになってきました。

仕事のやりがい

あらゆる部分に携わるから
得られる達成感も大きい。

「カシメ機」を作っていた時は、本当に設計通りに完成するかわからず、作りながら不安もあったのも事実。しかし、最終的には問題なく組み上がり、試験を重ねた結果、要求事項を満たして生産ラインに導入されたとき、大きな達成感に包まれました。導入後もちょっとしたトラブルが発生したりはしたものの、すぐに駆けつけてトラブルを改善できるというのは、1から10までかかわることができる当社ならではのことです。
どうしても生産設備設計と言うとCADに向き合ってばかりだと思われがちですが、実際は作業者と頻繁にコミュニケ―ションを取りますし、部品購入も自分で行うので外部の商社と商談する機会もよく発生します。多様な人との対話がこの仕事には欠かせないと思わせられているところです。

今後の目標

コミュニケーションする力が技術者には問われてくる。

過去のやり方に捉われず、新しいことにどんどん挑戦できるのがNAMという会社です。私自身、まだまだ知識も経験も足りませんが、自動化などの新技術に向き合いながら自分を磨き上げることで、より良い設備を設計し、製造していきたいと思っています。そのためには社内外の研修の場を活用したり、商社が開催する新商品の説明会にも積極的に参加して知見を広げていかなくてはなりません。そうした学びを通して出会った新技術を提案し、実際に採用されれば会社のさらなる発展に貢献できるはずです。
今後、生産技術に入ってきた後輩の指導もしていくことになるでしょう。もし学生のみなさんがこの道を目指すのであれば、人との対話が重要だというのは覚えておいてください。日々の話し合いで改善点を共有しているからこそ、「あのとき話をしていたから、使いやすくなった」との声が聞こえてくるのです。