NAM’s People
未来をうごかすNAMの人
_02
未知なる分野を開拓し
会社を進化させる。
- I.M
- 2018年入社。工学部卒業。輸送機器環境工学システムを専門としていた。新規開発品の設計や解析業務を主に行っている。大学時代はバドミントンに熱中。今も昼休みに駐車場で汗を流している。動画編集を勉強したり、夫婦でゲームやドラマを楽しんだりインドアの時間も満喫中。
- 開発部第1開発課
入社動機
安全性に寄与しながら
新技術にも挑戦できる。
大学時代は輸送機器環境工学システムを専攻し、飛行機や船などに関する安全機能面の制御について学んでいました。就職活動では専攻にかかわる輸送系の企業を3~4社ほど絞ったのですが、NAMに関してはマイナビの検索で発見して試しに応募してみました。
商用車のブレーキ機器にかかわる当社は、安全システムを研究していた自分の研究内容にマッチしているという点には魅かれるものがありました。また、当時から「隊列走行」などの新しい技術に果敢に挑戦している点にも面白みを感じましたし、大手企業のグループ会社だけに経営も比較的安定していると思ったのが入社を決める理由となりました。
現在の仕事内容
可能性を切り開く新分野の設計に挑戦。
第2設計課は私が入社する2年ほど前に新しくできた部署です。NAMでは圧縮エアを活用したブレーキシステムを構築していますが、下流のエアドライヤーなどの部品では長年にわたって強みを発揮している反面、空気を作り出す上流のコンプレッサーでは他社製に頼るしかありませんでした。コンプレッサーも自前で開発することでエアブレーキを総合的に提供する企業を目指すべく第2設計課が誕生しました。
私も入社以来、コンプレッサーの開発に挑んでおり、最初は製品の評価、2年目は新規開発品の解析、3年目を迎えてからは設計業務に取り組んでいるところです。部品の構造をゼロから考えるのはもちろん、3DCADを駆使して3Dモデルを自ら作成した上で図面としてまとめ上げ、解析ソフトでその強度などを検証するというのが現在の役割です。
心がけていること
海外メーカーを凌駕するスピーディな開発を。
現在、私は従来機種に対し大幅に性能を向上させることを目標にした次世代機開発の主担当として仕事をしています。入社以来、評価、解析、設計と一通りの開発の流れを経験しましたが、今回は過去に経験した業務の集大成になります。
待ち受ける技術課題の解決や顧客のニーズを踏まえ、より良いものにしなければなりません。競合他社は海外メーカーなのですが、各社ともに非常に速いスピードで次々と新技術を発表しています。だからこそ、NAMらしい高いクオリティにこだわるのみならず、私たちも早く開発をしなければなりません。私は、求められる成果を短期間で仕上げるなど、世界ライバルに負けないものづくりを進めようとしています。
この会社で働く醍醐味
トラックやバスに欠かせない
技術の提供を担う。
当社の場合、コンプレッサーの下流工程では国内シェアが90%以上を有しています。当社製品がなければ、国内のトラックやバスは動かすこともできないと言われており、影響力の大きい企業だと実感しています。ブレーキは安全に直結する装置である以上、人の命を預かっているとの責任も感じながら日々の仕事に取り組んでいます。
私の担当製品が世に出るのはしばらく先ですが、会社の未来にかかわる重要な案件でもあるとは感じています。自動車の形はこれから大きく変化していくことになりますが、コンプレッサーをしっかりと形作ることができれば会社として新しい領域にも進出しやすくなるだけに、周囲の期待に応える成果を出したいと思います。
今後の目標
一人ですべてを完結できるようになりたい。
評価、解析、設計という工程を経験したとはいえ、それぞれ1年ずつしか携わっていないだけに、まだまだ詰めが甘いところがあると痛感させられています。この先も技術スキル向上に努め、一人ですべてを完了できるくらいになりたいと思っています。自分自身のスキル向上と同時に、担当製品の目標性能を達成させ、量産立上げをさせることが私の責務だと感じています。
遠い将来は解析をメインで仕事してみたいとも考えています。現状はコンプレッサーだけの担当ですが、解析という専門領域を持っていれば、クラッチなども含めた社内のあらゆる品にかかわっているはずです。仕事の幅が広げるためにもぜひ挑戦したいですね。